韓国大統領府、朝日新聞の出入り禁止を「前向きに検討」

 韓国大統領府は18日、「鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が北朝鮮の保有する核兵器と核物質を海外に搬出する案を米国に打診した」と報道した朝日新聞に対して無期限出入り禁止という重い懲戒処分を下すことを検討していると明らかにした。「エンバーゴ(embargo=報道解禁日時)破り」などを理由に、出入り記者団が該当報道機関に出入り一時禁止などの懲戒処分を下すケースはよくある。だが、今回は大統領府が直接、報道機関に出入り禁止措置を行う可能性があると述べたものだ。

 大統領府の尹永燦(ユン・ヨンチャン)国民疎通首席秘書官は同日、朝日新聞の報道について、「全く事実ではない、根拠のない記事を事実確認せずに報道した朝日新聞に強い遺憾の意を表明する。今回の虚偽報道と関連した対応策を前向きに検討する」と述べた。

イ・ミンソク記者
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