「ナッツ姫」母の逮捕状請求棄却=韓国地裁

【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁は4日、大韓航空を中核とする財閥、韓進グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長の妻で、自宅警備員らを暴行した疑いが持たれている李明姫(イ・ミョンヒ)氏に対する警察の逮捕状請求を棄却した。

 同地裁は「犯罪嫌疑の一部の事実関係および法理に関する争いの余地がある」とした。また、証拠隠滅や逃亡の恐れもないと指摘した。

 李氏は、大韓航空機内で客室乗務員のナッツの出し方に怒り滑走路に向かっていた機体を引き返させ「ナッツ姫」と呼ばれた趙顕娥(チョ・ヒョンア)大韓航空元副社長の母親。自宅の警備員に剪定(せんてい)ばさみを投げたり、運転手を蹴り負傷させたりした疑いが持たれている。系列のホテルの工事現場で作業員に暴行を加え、工事資材を蹴って業務を妨害した疑いなどもある。

 李氏が先月28日と30日の事情聴取で容疑を否認したため、警察は31日に証拠隠滅の恐れがあるとして逮捕状を請求した。李氏には特定犯罪加重処罰法上の運転者暴行、特殊傷害、特殊暴行など七つの容疑が適用された。

 警察は、2011年8月から今年3月にかけ11人が李氏の暴言・暴力の被害に遭ったと把握している。逮捕状棄却の趣旨を検討した上で、再請求するかどうかを決める予定だ。

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