米朝首脳会談:北朝鮮が非核化「努力」と訳した英文、韓国は「作業」

「意味合いに幅持たせようとしたのでは」という声も

 米朝首脳が12日にシンガポールで署名した共同声明の英語版について、韓国政府が翻訳した際に使用した文言の一部をめぐりさまざまな声が飛び交っている。

 米朝首脳会談当日の12日に共同声明が発表されると、韓国外交部(省に相当)は担当記者らに「非公式翻訳本」を配布した。外交部は北朝鮮の非核化部分を明記した「第3項」を「(略)北朝鮮は韓半島(朝鮮半島)の完全な非核化に向けた作業をすることを約束する」と翻訳した。韓国政府が「作業」と翻訳した部分の原文は「work toward」で、普通は「努力する」と翻訳される。

 首脳会談翌日の13日に北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」が公開したハングル版合意文でも、この部分は「努力する」となっている。このため、「非核化合意の意味合いに幅を持たせようとして、脈絡に合わない『作業』という言葉を使ったのでは」という声が一部から上がっている。これについて政府関係者は「北朝鮮の非核化プロセスのために米朝間で話し合いが行われるもので、そうした一連のプロセスを『作業』と翻訳したものに過ぎない。取材目的を助けるための非公式翻訳本であって、公式文書ではない」と説明している。

イ・ミンソク記者
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