韓国統一地方選:国民に見放された「怠惰な保守」

韓国統一地方選:国民に見放された「怠惰な保守」

 韓国の保守系野党「自由韓国党」の洪準杓(ホン・ジュンピョ)代表や、同じく保守系の野党第2党「正しい未来党」のユ・スンミン共同代表など野党指導部が、6・13統一地方選挙惨敗の責任を取り、相次いで辞任した。歴代最悪の惨敗を喫した野党側が、前例のない強力な余波に巻き込まれたのだ。

 自由韓国党の洪準杓代表は14日午後2時、ソウル市汝矣島の党舎で最高委員会を開き、「選挙敗北の全ての責任は私にある」として、代表職辞任を宣言した。また最高委員5人のうち、金泰欽(キム・テフン)、李宰栄(イ・ジェヨン)最高委員と、洪代表が指名した廉東烈(ヨム・ドンリョル)最高委員も同じく14日に辞任。同党の指導部は事実上瓦解した。これにより党代表の権限代行を務めることになった金聖泰(キム・ソンテ)院内代表は、15日に非常議員総会を招集し、党の収拾案を話し合う予定だ。

 「正しい未来党」のユ・スンミン共同代表も14日午前、汝矣島の党舎で記者会見を開き、「韓国国民の選択を重く受け入れる」として辞任した。同党のソウル市長候補として出馬していた安哲秀(アン・チョルス)元代表も同日、ソウル市安国洞の選挙事務所で解散式を開き「これから省察の時間を持ちたい」とコメントした。「正しい未来党」は15日の議員総会で、党の進路を議論することにした。

 これで、先の大統領選挙で文在寅(ムン・ジェイン)大統領と競い合った洪準杓、安哲秀、ユ・スンミンの3氏が、わずか1年ほどで政治の表舞台から消えた。ただし、3氏いずれも政界引退の意思はないといわれている。

 野党側からは「危機を収拾しようと思ったら、3氏が主導してつくった現在の野党体制を維持して収拾するのは難しい」という指摘が出ている。両党から「ばらして集まり直す」形で政界再編が起こることもあり得る、という見方だ。明知大学のキム・ヒョンジュン教授は「既存の野党を解体して新たなリーダーシップが主導する全面的再編に乗り出すべきという要求が、野党内から噴出する可能性が高い」と語った。

 中央選挙管理委員会の最終開票集計の結果、計824人を選ぶ広域自治体議員選挙の当選者は与党「共に民主党」が652人(79.1%)、自由韓国党が137人(16.6%)で、基礎自治体議員の当選者は「共に民主党」1638人(55.9%)、自由韓国党1009人(34.4%)だった。

崔慶韻(チェ・ギョンウン)記者
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