放火で飲食店客33人死傷 /群山

3人死亡・煙吸った8人重傷…避難時に被害拡大か

 全羅北道群山市の飲食店で17日に火災が発生、3人が死亡し、30人が煙を吸って病院に搬送された。消防当局は死者がさらに増える可能性があると見て、詳しい火災原因を調べている。

 消防当局によると、同日午後9時53分ごろ、全羅北道群山市内の雑居ビル1階に入っている飲食店内で火災が発生、酒を飲んでいた客約30人が避難する騒ぎが起きた。この過程で男性(48)ら3人が死亡、30人が煙を吸って近くの病院で治療を受けている。このうち8人は重傷、22人は軽傷であるとのことだ。

 警察や目撃者などによると、飲食店の中には客が合計約30人いたというが、時間の経過とともに死者・負傷者がさらに増える可能性もある。死者と重傷者以外の負傷者は飲食店内にいて、火事発生にすぐには気付かず、被害に遭ったとのことだ。火事は消防当局が現場に出動してから1時間後に鎮火した。消防当局は現在、火災の詳しい原因を調べている。

 警察関係者は「現場周辺の目撃者の証言などを総合すると、店内には約30人がいたものと見られる。火事の原因は放火と推定されている」と語った。死者3人は東群山病院、全北大学病院、全州イエス病院に安置されている。

群山=キム・ジョンヨプ記者
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