「ポンペオ氏、昼食以外の日程知らされずに訪朝」

「ポンペオ氏、昼食以外の日程知らされずに訪朝」

 米国のポンペオ国務長官による今回の訪朝は、自身のスケジュールを数時間前まで知らされないなど先の読めない状況で進められたことが分かった。一方、北朝鮮は「豊かな国」というイメージを米国の記者団に示すために腐心していたようだ。

 ポンペオ長官の訪朝に同行したブルームバーグ通信のニコラス・ウォードハム記者は8日(現地時間)に公開した訪朝取材記で「ポンペオ長官は金曜(6日)午前10時54分に平壌に到着したとき、金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長との昼食以外にスケジュールを把握していなかった」と明かした。さらに「どこに泊まるのかも分からない状況だった。ポンペオ長官は『平壌市内のどこかのホテル』と予想していたが、北朝鮮はわれわれを平壌郊外のゲストハウス(百花園迎賓館)に案内した。これが30時間足らずの混乱に満ちた訪朝の始まりだった」とつづった。

 ウォードハム記者は「ポンペオ長官は自分のスケジュールを数時間前になってようやく知ることができた。参謀たちが尽力したが、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との会談は結局実現しなかった」と明かした。

 ウォードハム記者は取材記で、北朝鮮が自国を豊かな国のように見せようと腐心していたと書いた。初日に宿泊先で行われた夕食会にはフォアグラと七面鳥の料理、スイカ、アイスクリーム、アメリカのコーラなど豪華なコース料理が並んだという。同記者は「2日目の朝までポンペオ長官のおなかは膨らんだままだった。2日目の朝、ポンペオ長官は整った朝食ではなく、トーストとチーズ数切れだけ食べた」と明かした。

 また、宿泊先では各部屋とも果物かごにバナナ、ブドウ、オレンジがいっぱい入っており、一行が部屋を空けるとすぐに職員らが果物を補充してくれたという。ウォードハム記者は「インターネットの回線も非常に速く、薄型テレビでは一日中BBC放送が流れていた」として「ほとんどの住民が飢えに苦しみ、電力が不足しインターネットのアクセスや外国の放送が制限されている北朝鮮の現実とは、まるで対照的だった」とつづった。記者団が宿泊施設で散策する際には北朝鮮の監視員が木の陰に隠れて見ていたという。

ペ・ジュンヨン記者
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