米国務長官「ベトナムの奇跡、北朝鮮でも可能」

ポンペオ米国務長官、ベトナムで北朝鮮を説得

 3回目の訪朝を終えたマイク・ポンペオ米国務長官が8日(現地時間)、ベトナム・ハノイで「ベトナムの奇跡が北朝鮮の奇跡になるかもしれない」と語った。これは、「ベトナム・モデル」を前面に押し出し、北朝鮮に対し圧力をかけて説得に乗り出したものだ。

 ポンペオ長官は同日、現地の財界関係者と会い、「かつては想像もできなかったベトナムの繁栄と(米国とベトナムの)パートナーシップを考えると、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に伝えたいメッセージがある。トランプ大統領はあなたの国も同じ道を歩むことができると信じている。これ(ベトナムの奇跡)は北朝鮮の奇跡になるかもしれない」と言った。北朝鮮が非核化措置を履行すれば、ベトナムのように米国との関係を正常化した後、繁栄を迎えることができるという意味だ。そして、今回の交渉チャンスを逃してはならないという圧力の意味合いもある。

 さらに、ポンペオ長官は「ベトナムのように、いつかは北朝鮮とも同程度のパートナーシップを結びたいと希望している」とも述べた。ベトナムは社会主義体制を維持しながらも市場経済を導入して急成長している。ベトナム戦争後は米国と敵対関係になり、深刻な経済難に陥っていたが、1986年に共産党の支配下で改革・開放を推進する「ドイモイ(刷新)」に踏み切った。1995年に米国と国交正常化した後は海外資本投資が急増しており、ここ数年の成長率は年7%に達している。ポンペオ長官は「(ベトナムの事例は)ある国が米国と共に明るい未来を作ろうと決心したら、米国はその約束を果すという証拠だ」と語った。

安俊勇(アン・ジュンヨン)記者
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