宋国防相は戒厳文書を韓国大統領府に報告したのか

 宋永武(ソン・ヨンム)国防部(省に相当)長官が今年3月に韓国軍機務司令部(情報部隊)から「衛戍(えいじゅ)令・戒厳文書」について報告を受けながら、4カ月近くにわたり何の対応もしなかったことへの波紋が広がっている。宋長官は11日に取材に応じ、機務司令部改革や捜査状況などに関する質問に「捜査中の事案について話すことは不適切だ」「近く自らの考えを整理したい」と述べるにとどめた。

 複数の韓国軍関係者によると、宋長官は今年3月16日にイ・ソック機務司令官から問題の文書と同時に報告を受けたという。ところが宋長官はこれに対する捜査や監察調査などは指示しなかった。これについて国防部のある関係者は「機務司令部は越権行為をしたが、(宋長官は)捜査対象にはならないと判断した」と伝えた。しかし大統領府と与党・共に民主党はこれを問題視し、厳しく対処する方針を示しているのだ。

 宋長官が機務司令官から報告を受けた内容を大統領府に報告したかどうかも問題になっている。この問題について大統領府の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は「ナイフで豆腐を切るように明確に話しにくいあいまいな側面があった。事実関係に希釈帯のような部分がある」と説明した。一方で「大統領府が国防部に捜査を要請した事実もない」とも述べた。

 宋長官はこの日、機務司令部文書特別捜査団長に空軍本部のチョン・イクス法務室長を任命した。

ユ・ヨンウォン軍事専門記者
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