文大統領 インド・シンガポール歴訪終え帰国の途に

【シンガポール聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が13日、5泊6日のインド、シンガポール歴訪を終え、シンガポール・チャンギ国際空港から帰国の途に就いた。

 文大統領は、シンガポールでは首脳やオピニオンリーダーを相手に主に朝鮮半島平和の重要性を訴え、インドでは経済協力の強化に力を入れた。

 11日から国賓として訪れたシンガポールでは、12日にハリマ・ヤコブ大統領、リー・シェンロン首相とそれぞれ会談。北朝鮮と米国による非核化交渉が「正常な軌道に入った」としながら、「北が完全な非核化を履行し、北の安全保障のために国際社会が努力を続ければ、朝米(米朝)交渉は十分に成功すると思われる」と述べた。

 13日には現地の政財界や学界、メディアなどのオピニオンリーダー約400人を前に演説し、「朝鮮半島の平和が実現すれば、シンガポール、ASEAN(東南アジア諸国連合)と共にあるアジアは世界で最も繁栄する地域になる」と述べ、平和実現へ改めて意欲を示した。

 8日から同じく国賓として訪問したインドでは、ニューデリーで10日にモディ首相と会談し、2030年までに韓国とインドの貿易額を現在の年200億ドル(約2兆2500億円)から500億ドルへ大幅に拡大することなどを盛り込んだ「人・共生繁栄・平和・未来のためのビジョン」と題する声明を採択した。

 韓国青瓦台(大統領府)の高官はこれについて「文大統領の『新南方政策』を基盤に、インドとの協力関係を広げた」と意義を説明している。

 文大統領は、9日にはニューデリー近郊で韓国・サムスン電子の携帯電話新工場の完工式に出席。同社副会長のサムスングループ経営トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)氏と面会し、「韓国でもより多くの投資を行い、一層多くの雇用を生み出してほしい」と発破をかけた。

 10日には韓国・双竜自動車の親会社であるインド自動車大手マヒンドラ・アンド・マヒンドラのマヒンドラ会長と会い、双竜自を解雇された人の復職が進んでいないことを取り上げ、関心を持つよう要請した。

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