この日の裁判にキム・ジウン氏は出廷しなかった。だが、キム・ジウン氏を支援している「安熙正性的暴行事件共同対策委員会」側は「(キム・ジウン氏は)当時の出席者たちが酒を飲んでいたため良くない事態を防ごうと、1階から2階に上がる階段を監視するうちに寝てしまい、前知事夫婦の寝室で気配がしたので1階に降りてきた」と述べた。
この日のミン・ジュウォン氏の証言は、安前知事から「威力による性的暴力」を受けたとするキム・ジウン氏の主張に反論するためのものだと受け止められている。裁判では家族の証言の信ぴょう性は低いと評価される。しかし、この日のミン・ジュウォン氏の証言は、裁判所の判断に影響を与える可能性があるとの見方もある。ペク・ソンムン弁護士は「ミン・ジュウォン氏は、本人の名誉失墜という不利益を甘受して証言しただけに、裁判所ではその証言を信じるだけの価値があると見なす可能性もある」と語った。