脱北従業員送還を改めて韓国に要求 離散家族再会の中止示唆=北朝鮮

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の対韓国宣伝用ウェブサイト「わが民族同士」は20日、2016年に中国内の北朝鮮レストランから脱出し韓国に亡命した女性従業員12人を送還するよう韓国側に改めて求めるとともに、「問題が迅速に解決されない場合、(南北に)離れ離れになった家族や親戚の再会で支障が出る」と、来月下旬に予定されている南北離散家族再会行事の取りやめを示唆した。

 同サイトは女性従業員の集団脱北について、「謀略事件の黒幕が明らかになった今も頑として(真実を)否定している」などと韓国統一部長官らを非難。朴槿恵(パク・クネ)前政権が拉致した従業員をどう扱うかが韓国当局の対北朝鮮関係改善の意志を示す試金石になるとした。その上で、女性従業員をすぐに送還することによって南北首脳会談で署名された「板門店宣言」を履行するための積極的な意志を見せなければならないと主張。「われわれは今後の南朝鮮(韓国)当局の態度を注視する」と迫った。

 集団脱北を巡っては、レストランの支配人だった男性が今年5月、韓国情報機関・国家情報院から従業員を全員連れて脱出するよう指示を受け、従業員たちを脅迫して脱北したと韓国メディアに証言した。

 一方、韓国統一部は「従業員らは自由意思で入国した」との立場を崩していない。

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