文大統領腹心の知事が出頭 世論操作容疑で2回目取り調べ

【ソウル聯合ニュース】韓国与党「共に民主党」の元党員らがインターネット上で不正な世論操作をしていた疑惑などを捜査する特別検察官チームは9日午前、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の腹心とされる金慶洙(キム・ギョンス)慶尚南道知事を再度呼び出し、取り調べを始めた。特別検察官チームは6日にも金氏を調べたが、内容が膨大なため半分程度しか調べが進まず、この日改めて出頭させた。

 金氏は出頭直前、報道陣に「一日も早く真実が明らかになることを期待する。本質を外れた調査がこれ以上繰り返されないよう願う」と述べた。

 特別検察官チームは、金氏が2016年11月、疑惑の中心人物とされる元党員キム・ドンウォン被告(起訴済み)が運営していた出版社を訪ね、世論操作用の不正ソフトウエアの実演を見た上で、ソフトの使用を承認または黙認したとみている。また、金氏が17年12月にキム被告に、日本の総領事職を見返りに18年6月の韓国統一地方選での手助けを求めたのではないかとの疑いも持っている。

 金氏は3日前の18時間に及ぶ取り調べでは、容疑を全面的に否認した。そのため特別検察官チームはこの日、これまで明かさなかった新たな物証を挙げて追及する可能性もある。

 政府から独立して活動する特別検察官チームは基本の捜査期間が60日と定められており、残り16日となっている。この日の調べが終わり次第、金氏の身柄の扱いを検討する予定だ。

 その一方で、キム被告と接点のある青瓦台(大統領府)関係者に対する捜査も進める方針だ。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース