対北制裁破り:北朝鮮産の石炭・鉄、ロシアで積み替えて韓国に密輸

 韓国政府は、昨年4月から10月にかけて計7回にわたり行われた北朝鮮産石炭の韓国国内違法搬入を「一部の貿易業者の逸脱行為」と規定した。関税庁によると、北朝鮮産石炭の違法搬入を主導したのは石炭貿易業者のA氏(45)=女性=とB氏(56)だ。2人はロシアとの3国間取引を成立させる対価として北朝鮮産石炭を受け取ったという。昨年8月の国連安保理制裁で北朝鮮産石炭の価格が下落すると、ロシア産だと称して国内に持ち込めば大きな差益を得られると考えて石炭を輸入した。貨物輸送あっせん業者C氏(45)が貨物船を手配し、ロシアのナホトカ港(2回)・ウラジオストク港(1回)・ホムスク港(4回)で積み替えることにより、北朝鮮産石炭をロシア産だと偽装した。

■原産地証明書が不要な品目に偽装も

 このように違法に搬入された北朝鮮の石炭と鉄は計3万5038トン、時価66億ウォン(約6億5000万円)に達する。これら業者はまず昨年4月1日に北朝鮮・松林港で、北朝鮮産の無煙成形炭4119トンを乗せ、ロシア・ナホトカ港に移した後、同月25日にジンアオ号を通じて韓国・唐津港を拠点に搬入した。4月12日には北朝鮮・元山港で船積みした無煙炭1万50トンをナホトカ港でロシア産として浦項港に持ち込んだ。

 その後、積み替え港をホムスク港に変更し、10月2日から27日まで4回にわたってスカイ・エンジェル号(4156トン)、リッチ・グローリー号(5000トン)、シャイニング・リッチ号(5119トン)、ジンルン号(4584トン)を通じて北朝鮮産石炭を違法搬入した。

チェ・ギュミン記者 , チェ・ジョンソク記者
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