北朝鮮が日本人男性を拘束、対日交渉に利用する可能性も

 今月初めに北朝鮮を訪れた30代の日本人男性が北朝鮮当局に拘束されていると日本メディアが12日、報じた。

 12日付の朝日新聞などによると、滋賀県出身の映像クリエーターの男性(39)が、外国の旅行会社のツアーを利用して他の旅行者と共に北朝鮮の平安南道・南浦を訪れ、北朝鮮当局に拘束された。

 南浦は平壌の西に位置する。海軍の造船所のある軍港として知られ、拘束された男性はスパイ容疑をかけられた可能性があると日本の新聞各紙は分析している。男性は過去にも北朝鮮への渡航歴があり、13日に帰国する予定だった。

 東京新聞は、日本政府内部で北朝鮮がこの男性を対日交渉カードとして利用する可能性があるとの見方が出ている、と報じた。日本政府は北京にある北朝鮮大使館を通じて男性の早期釈放を求めている。

 安倍晋三首相は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との首脳会談の意向を示しているが、今回の事件が安倍首相の対北朝鮮戦略に影響を及ぼす可能性があるとの分析も出ている。北朝鮮は1999年末、日本の元新聞記者をスパイ容疑で拘束し、2年間抑留していた。

東京= 李河遠(イ・ハウォン)特派員
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