野党の首脳会談同行拒否、文大統領は「党利党略」と批判

訪朝同行を再度要請した大統領府…野党をさらに怒らせる

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は11日、国務会議(閣議に相当)で「われわれは平壌首脳会談を、韓半島(朝鮮半島)の完全な非核化と平和体制構築のためさらに一歩大きく踏み出す決定的なきっかけにしなければならず、朝米対話の膠着(こうちゃく)も解かなければならない。このように重かつ大なる民族史的大義の前では、どうか党利党略は収めていただきたい」と語った。首脳会談前の板門店宣言の国会批准同意と平壌首脳会談への同行提案が野党と国会議長団に拒否されたため、「党利党略」という表現で批判のレベルを高めたと解釈されている。野党側は「協治をしたいという大統領府が『政争の言葉』を持ち出して野党を圧迫している。大統領の付き添い役を強要するのか」と反発した。

 イム・ジョンソク秘書室長も11日、ソーシャルメディアにコメントを載せて野党を圧迫した。イム室長は「国会で驚かされた事実の一つは、調整と妥協を通して分かつべきは分かち、合わせるべきは合わせていく重鎮たちの能力。いつからか、韓国政治からこうした重鎮政治が消え、今では力を合わせる場面はなかなか見られない」と書き込んだ。大統領府(青瓦台)の訪朝同行要請を拒絶した保守系野党「自由韓国党」の金秉準(キム・ビョンジュン)非常対策委員長や「正しい未来党」の孫鶴圭(ソン・ハッキュ)代表などを遠回しに批判したものと解釈されている。さらにイム室長は「偶然なのかもしれないが、主要政党の代表の方々は韓国政治の元老クラスの重鎮。既に党利党略と政争で慌ただしい韓国政治において、『すてきなおじいちゃん』のような新鮮さでわが方に来ていただければと思う」とも書き込んだ。しかし野党側は「訪朝するつもりはないという野党側の立場を大統領府も知っていながら、政治的意図で圧迫している」と反発した。『すてきなおじいちゃん』という言い回しを巡っても「野党の代表をいんぎんにけなす否定的な表現」という指摘がある。

イ・ミンソク記者
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