中国が黄海にブイを設置、韓米日の潜水艦を探知か

今年に入って8基、離於島付近に5基

中国が黄海にブイを設置、韓米日の潜水艦を探知か

 中国が、西海(黄海)の韓中暫定措置水域や離於島(中国名:蘇岩礁)近海などに、今年だけでも8基のブイ(写真)を設置していることが13日までに確認された。2014年にペンニョン島西側の公海上で初めてブイが発見された後、今年に入って突如ブイが増えたという。

 保守系野党「自由韓国党」に所属する李種明(イ・ジョンミョン)議員側に韓国海軍が提出した資料によると、今年に入って中国は離於島近海だけでも5基のブイを設置した。ブイは幅3メートル、高さ6メートルで褐色。ほとんどのものには「中国海洋観測浮標」という表示がある、だが今年7月、いちばん最後に設置されたブイは、特に説明などはなく「中華人民共和国」とだけ記されている。通常、公海上に浮かべるブイに国名しか記さないというのはまれだ。

 一部では、中国が離於島の管轄権確保や韓国との排他的経済水域(EEZ)の境界線交渉で有利な位置に立つため、ブイを設置した可能性を提起している。また軍事専門家らは、これらのブイは海洋観測を装った軍事用の可能性が高いと分析している。これらのブイのうち4基は、公海における韓国海軍の作戦区域に設置されているという。

 尹徳敏(ユン・ドクミン)元国立外交院長は「アジア・太平洋地域で米国と張り合い、軍事活動を強化している中国が、韓米日の潜水艦や艦艇に対する監視・警戒の目的でブイを設置した」と語った。中国は2016年から西太平洋水域や南シナ海で、米潜水艦の動向を追跡できる最先端の聴音装置を運用している。

 西海で中国のブイが初めて発見されたのは14年のこと。ペンニョン島から西に98キロ離れた東経124度付近の公海上に設置された。中国側は13年7月、韓国海軍の崔潤喜(チェ・ユンヒ)参謀総長(当時)が訪中した際、「韓国海軍は西海の東経124度を越えるな」と要求した。東経124度まで中国の作戦区域だというのが理由だった。崔参謀総長は「北朝鮮の潜水艦・潜水艇に対応する作戦をしようと思ったら、東経124度を越えることは避けられない」と、中国側の要求を拒絶した。その後、中国がブイを設置したという。

チョン・ヒョンソク記者
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