米識者「北朝鮮はシリア内戦を兵器の実験場として活用」

「アフリカや中東で広がる北朝鮮の軍事的影響力が、世界の安全保障においてまた別種の脅威になっている」

 米国テキサス州アンジェロ州立大学のブルース・ベクトル教授は13日(現地時間)、非営利団体(NPO)「コリア・ソサエティー」主催のセミナーでこのように語った。

 米国防情報局(DIA)の情報分析官を務めていたベクトル教授は、韓半島(朝鮮半島)の軍事に詳しい専門家に挙げられる。最近ではアフリカ・中東一帯に向けた北朝鮮の武器輸出の現況を調査し、『North Korean Military Proliferation in the middle east and africa(中東とアフリカにおける北朝鮮の軍事的影響力)』を出版した。

 ベクトル教授によると、北朝鮮は1990年代から技術諮問要員やスカッド・ミサイル関連のエンジニアなどをシリアに派遣してきた。最近シリア内戦が深刻になる中で、北朝鮮の軍事技術はシリアで一段と大きな影響力を発揮するようになった。北朝鮮の立場からすると、自分たちが開発した兵器を実験する場としてシリアを使っていることになる。

 80年代に北朝鮮からスカッド・ミサイルを受け取り始めたイランやエジプト、モザンビーク、アンゴラ、エチオピアなども、北朝鮮からさまざまな兵器を輸入していることが分かった。北朝鮮がこうした国々と武器の秘密取引を行うことは、北朝鮮国内で行われる核実験や弾道ミサイル試験なみに国際安全保障にとって脅威になりかねない、とベクトル教授は指摘した。北朝鮮製の武器がテロ組織の手に渡ることもあり得るからだ。

ニューヨーク=呉允熙(オ・ユンヒ)特派員
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