朝鮮半島の運命左右する南北首脳会談 世界の目が平壌に

【ソウル聯合ニュース】朝鮮半島の非核化や平和定着の行方を左右する韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)による首脳会談が18~20日、平壌で開かれる。

 両首脳の会談は4月27日と5月26日に続く3回目で、文大統領が訪朝するのは就任後初めてとなる。

 文大統領は18日、黄海側の空路を通じて平壌入りし、3日間滞在する。

 会談の結果次第ではこう着状態にある北朝鮮と米国の非核化交渉が再び本格化する可能性があり、両首脳の協議に世界の耳目が集まっている。

 一部からは2回目の朝米(米朝)首脳会談の開催や、年内の朝鮮戦争の終戦宣言の鍵を握る「運命の三日間」になるとの見方も出ている。

 会談の重要日程は生中継で世界に発信される。

 今回の会談の主なキーワードは「非核化進展」と「南北関係改善」となる。文大統領は非核化問題を最優先課題として掲げ、こう着状態に陥っている朝米交渉の突破口を見いだし、交渉を再開させるため金委員長と議論するとみられる。北朝鮮は非核化措置の条件として終戦宣言を求め、米国は核リストの申告などの実質的な措置を主張しており、双方の立場の隔たりをどう埋めるかが「朝鮮半島の運転者」を自任する文大統領の最大の課題となる。

 今回の会談で朝米の溝を埋め、今月末の国連総会での韓米首脳会談や2回目の朝米首脳会談などを経て、終戦宣言につなげるというのが文大統領が描いている工程表だ。

 南北関係の改善を巡っては、板門店宣言の履行状況を点検し、南北の軍事的な緊張緩和に向けた措置や人的・文化的な交流などが議論されるとみられる。両首脳の4回目の会談の開催に合意する可能性もある。

 文大統領が掲げている「朝鮮半島新経済地図」をはじめとする南北の経済協力に関しても虚心坦懐(たんかい)な会話が交わされる見通しだ。北朝鮮の名勝地である金剛山の観光再開や南北経済協力事業の開城工業団地の再稼働などが取り上げられるとみられる。経済協力の場合は北朝鮮側が強い意思を見せる可能性がある。

 ただ、韓国政府は国際社会の対北朝鮮制裁に反する経済協力は不可能との立場を示している。北朝鮮の非核化が経済協力の先決条件だと強調して非核化に向けた措置を促し、今回の会談後に朝米の非核化交渉が進展すれば、南北の経済協力も早期に進められる可能性がある。

 両首脳による1回目と2回目の会談は日帰りの日程で開催されたが、今回は3日間開かれるため、親交を深める行事が行われるとの見方もある。

 文大統領に同行する訪朝団にも関心が集まっている。青瓦台(大統領府)は200人をやや上回る規模と説明しているが、名簿は公表していない。サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長や現代自動車の鄭義宣(チョン・ウィソン)副会長らの名前が上がっている中、訪朝団に含まれる財界関係者の規模が南北経済協力への意志を象徴的に示すものになるとみられる。

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