中国で日帰り北朝鮮旅行が人気 海産物を格安で楽しむ

【北京聯合ニュース】北朝鮮を訪れ、海産物を楽しむ日帰りの格安ツアーなどが中国で人気を集めている。

 北朝鮮の建国70周年記念日(9月9日)の式典に中国の習近平国家主席の特別代表として共産党序列3位の栗戦書・全国人民代表大会(全人代)常務委員長が出席してから中朝の観光協力が加速し、外貨稼ぎに追われている北朝鮮側の要請を受けたものとの見方が出ている。

 北京の消息筋や大韓貿易投資振興公社(KOTRA)などによると、中国の吉林省琿春など国境地域を中心に、日帰りの北朝鮮ツアー商品が多く販売されている。5人家族基準で北朝鮮産のワタリガニやエビなどを食べ、お酒を楽しんでも300元(約4900円)にすぎないほど安く、中国人客を引き寄せているという。

 北朝鮮観光の基本費用は1人当たり100元程度で、一日に最大約500人が参加できるという。

 北朝鮮産のカニなどの海産物は国境地帯などを通じて秘密裏に流入され、北京などにある店でも販売されている。

 消息筋は「中国では海産物の人気が高く、北朝鮮産は新鮮という話が広まっている」として、「国連の制裁の中でも北朝鮮の海産物を楽しむ観光などに中国人が集まることは当然」と述べた。

 北朝鮮の首都・平壌への関心も高い。7月以降、北朝鮮と国境を接する丹東と平壌を結ぶ列車のチケットは入手が難しく、現在は一日1000~2000人の中国人客が平壌内に滞在しているとされる。

 北朝鮮は今月13日、平壌と大連を結ぶ定期便を12年ぶりに再開した。週2回(木・日曜日)運航し、中国人客は旅行会社を通じて団体ツアーの商品と共に航空券を購入する形で利用できる。

 別の消息筋は「大連は5月、中国の習近平国家主席と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が首脳会談をした場所で、今回の定期便の運航は国連制裁のグレーゾーンである観光分野から協力を強化するという意志の表れ」と述べた。

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