米戦略兵器展開と対北防衛・反撃計画 非核化と絡め柔軟に検討=韓国軍 

【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は12日、国政監査のため国会国防委員会に提出した業務報告資料で、米軍の戦略兵器の展開と、北朝鮮の核・ミサイルに対抗した防衛・反撃システム「3軸体系」の構築は「北の非核化の進行と絡めて柔軟に検討する」と表明した。北朝鮮の非核化が進展すれば米戦略兵器の朝鮮半島への展開を要請しない可能性があり、3軸体系の構築計画も見直すことがあり得るという意味に解釈される。

 3軸体系は、北朝鮮にミサイル発射の兆しがあれば先に破壊する「キルチェーン」、発射されたミサイルを迎撃する「韓国型ミサイル防衛(KAMD)」、北朝鮮が攻撃してきた場合に指導部などに報復攻撃を行う「大量反撃報復(KMPR)」の戦力を備えるという戦力増強計画だ。

 合同参謀本部は特に、25日に米国で開く韓米軍事委員会(MCM)会議の主要議題となる有事作戦統制権の米軍から韓国軍への移管と関連し、細部の討議事項として「核・ミサイル対応能力の確保計画の再検討」を提示した。これは、北朝鮮非核化の進展に応じ、韓国軍の核・ミサイル対応能力の確保計画を一部見直すとの意味にも受け取れる。

 合同参謀本部はあわせて、韓国の首都圏を脅かす北朝鮮の長距離砲を迎撃するため、韓国の作戦環境に適した兵器システム「韓国型アイアンドーム」を構築する計画も明らかにした。

 軍事境界線付近の北朝鮮側には約1000門の砲が配備されており、このうち射程54キロの170ミリ自走砲と射程60キロの240ミリロケット砲を合わせ約330門がソウルを含む首都圏を狙っていると、韓国軍当局は分析している。330門が同時に砲門を開けば1時間に約2万5000発が飛来し、ソウル市の面積のおよそ3分の1が被害を受ける可能性があるという。

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