「ヘイトスピーチ被害者が声上げる韓国…日本も不合理是正の努力を」

「ヘイトスピーチ被害者が声上げる韓国…日本も不合理是正の努力を」

 「ここ白い紙があります。インターネット上に書き込みしたり、写真を掲載したりする前にこの紙に書いて、自分の家の玄関ドアに貼れるかどうか考えてみてください。貼れると思った書き込みや写真だけを掲載してください」

 11日、ソウル市城東区の漢陽大学で、「第1回善(ソン)プル・インターネット平和賞」の授賞式が開催された。「善プル」とはネット上の善意の書き込みのことで、同賞は韓国善プル財団(ミン・ビョンチョル理事長)が悪意ある書き込みやヘイトスピーチ追放に貢献した国内外の団体・個人に授与する賞だ。この授賞式に、日本でネット上の倫理運動を展開してきた小木曽健さん(45)=写真=が受賞者として出席した。

 小木曽さんは2011年から日本の小中高校や企業を回って年間300回以上、ネット上のモラルについて講演・講義を行い、これまで40万人が受講した。小木曽さんが作った講義資料は100万部以上も印刷・配布されたという。

 小木曽さんは2010年にソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「GREE」を運営するグリー株式会社の「ネットパトロール・カスタマーサポート部門責任者」として入社した。ユーザーたちの書き込みを見て問題の深刻さに気づいた小木曽さんは「日本でも孤独にさいなまれている人々が誰かの関心を引こうとして悪意ある書き込みをすることがある。韓国でも悪意ある書き込みやヘイトの問題が深刻だと聞いている」と言った上で、「それでも、韓国では被害に悩まされている女性や性的少数者、身体障害者が自分の声を上げて不合理さを是正しようと努力している。その点は日本も学ぶべきだと思う」と語った。東京医科大学で女子受験生の点数を意図的に減点していた事実が明らかになった際、女性差別だと問題になったが、社会運動にはつながらなかった。

 小木曽さんは「悪意ある書き込みやヘイトスピーチは自分も他人も破壊する犯罪だということを忘れないでほしい」と訴えた。

キム・スンヒョン記者
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