読者の意見:ゲーム中毒の弊害を看過するな

 先日ソウル市江西区のあるインターネット・カフェでアルバイトの若者が殺害された。容疑者はこのネットカフェの常連で、警察はゲーム中毒の疑いを視野に取り調べを進めている。もちろんゲーム中毒が直ちに犯罪につながるわけではない。しかし犯行の動機と何らかの関係があることは当然考えられる。容疑者に前科はないが、犯行当日はゲームが終わると想像しがたい犯罪行為に走った。今年9月には全羅北道井邑でゲーム中毒の30代男性がゲームと現実の区別がつかず、父親を刃物で殺害する事件が起こった。

 ここ最近は暴力的で扇情的なシーンの多いゲームが増え、その弊害が確実に広がっている。とりわけ暴力的なゲームは大人たちはもちろん、子供たちの情緒にも深刻な悪影響を及ぼしているはずだ。

 世界保健機関(WHO)は来年5月にスイスのジュネーブで世界保健総会を開催するが、そこではゲーム中毒などゲームと関係する障害を一つの疾病に分類する国際疾病分類(ICD)の新たな改正案が正式に採択される見通しだ。

 韓国政府は暴力的なゲームを規制する法案を取りまとめなければならない。残酷で扇情的な映像が子供たちに及ぼす悪影響を教育的な観点から検討することも必要だ。ゲーム関連企業も暴力シーンの多い刺激的なコンテンツ開発を控えるなど、解決策を模索していかねばならない。

イ・ジョンフンさん(世宗市聖母眼科院長)

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