文大統領「成長するほど不平等が深刻化」 「公正経済」への努力説明

【ソウル聯合ニュース】韓国政府が掲げる経済政策の一つ、「公正経済」の政策方向を議論する公正経済戦略会議が9日、ソウルの総合展示場・COEXの施設で開かれた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は会議で「公正経済とは公正な競争を保障し、結果としての成長の果実を正当に分け合うことだ」と述べ、韓国経済は今や「早い」成長でははなく「共に」成長することを目指すべきだと強調した。
 
 文大統領は、韓国経済は成長の過程で公正さを失い、共に成し遂げた成果を大企業ばかりが手にしたため、中小企業は一緒に成長できず「(経済が)成長するほど富の不平等が深まった」と指摘。政府はこの間、公正な経済環境を築くため制度と慣行を改善してきたとし、懲罰的損害賠償制度を導入して流通企業の不公正な取引に対し損害額の3倍を賠償するよう規定したほか、人件費や材料費の上昇で製造コストが上がった場合に下請け業者が代金調整を要請できるようにしたと具体的に紹介した。

 また、系列会社への集中的な仕事の発注や不当な内部取引を繰り返していた大企業を摘発し、利益をだまし取る行為に対し法を厳正に執行したとも説明した。

 文大統領は「公正経済の推進により、前向きな変化も出ている」とし、具体的に下請け取引の現金決済が増えたことや、不当な単価の引き下げが減ったことなどを紹介した。その上で、「こうした変化が法の制裁のためではなく、自発的な企業文化として根付くよう努力してほしい。経済的弱者の交渉力を高めることに一段と力を傾けてほしい」と関係機関に求めた。

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