ルノー・日産連合の亀裂 韓国協力企業にも緊張走る

【釜山聯合ニュース】日産自動車元会長のカルロス・ゴーン容疑者が金融商品取引法違反の疑いで逮捕され、同社と仏ルノーの企業連合(アライアンス)に亀裂が生じたことで、ルノー傘下の韓国・ルノーサムスン自動車の協力会社にも緊張が走っている。
 
 ただでさえ、ルノーサムスンの釜山工場が受託生産している日産の北米向け中型スポーツタイプ多目的車(SUV)「ローグ」の契約期間が来年9月で満了するため、協力会社の悩みは深い。

 ルノーサムスンは27日、釜山工場でローグの生産50万台記念式を開催した。

 日産が北米市場で販売するローグは、2014年8月以降、年間10万台以上生産されてきた。これは当初計画していた年間8万台を大きく上回る成果だ。

 今年のルノーサムスン釜山工場の予想生産台数(25万台)の40%以上をローグが占める計算になる。

 だが、ローグの契約期間が来年9月で終了するのに伴い、ルノーサムスンは後続モデルを探すのに苦心している。

 ルノーグループが大株主として株式の79.9%を保有する同社は、ルノーと日産の連合関係を基盤にローグを生産してきた。

 ルノーサムスンの関係者は「ルノーの工場のうち、中型SUVを生産できる工場は多くなく、(SUVの)QM6の輸出も好調なため、釜山工場は競争力がある」としながら「3年前から日産製品を追加生産できなくなる時に備え、後続車を準備してきた」と説明した。協力会社にも既に後続車の生産方針を伝えたという。

 ルノーサムスンの協力会社は約300社あり、総売上高は1兆ウォン(約1000億円)に上る。このうち140社が釜山・慶州南道地域にある。

 問題はルノーサムスン釜山工場でローグの生産が占める割合が高く、後続車が決まったとしてもそれほどの生産台数が確保できるのかという点だ。

 協力会社の関係者は「ルノーサムスンが新車を開発しない状況で、ルノーと日産の間の亀裂は日産製品の生産中断につながる可能性があるため、協力会社に致命傷にならざるを得ない」と懸念を示す。

 一方で、ルノーサムスンはルノーの超小型電気自動車(EV)「トゥイジー」の半製品組み立て方式の生産ラインを釜山工場に設置することを決め、来月初めに釜山市と了解覚書(MOU)を締結する予定だ。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース