韓米首脳会談、トランプ大統領は核よりカネの話に焦点

 先週の20カ国・地域(G20)首脳会議開催に合わせて開かれた韓米首脳会談において、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が北朝鮮の核問題に焦点を合わせたのに対し、米国のドナルド・トランプ大統領は「カネの問題」を重点的に取り上げていたことが4日までに分かった。米国側は、会談に先立って議題を調整する過程でも、トランプ大統領は在韓米軍防衛費分担金、輸入韓国車への関税賦課などの問題を取り上げるだろうという立場を伝えてきたという。一方で韓国大統領府(青瓦台)は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長のソウル答礼訪問など核問題を中心に会談を準備した。

 韓国政府の関係者は4日、「韓米会談が終わった後に両国が発表した公式報道文には、北朝鮮の核に関する内容しか入っていない。しかしトランプ大統領は(会談で)、韓国側の防衛費分担金を引き上げるべきだと強く主張したらしい」と語った。今回の韓米首脳会談は、双方が陪席者抜きで通訳のみを帯同し、30分間にわたって行われた。通訳の時間まで考慮すると、北朝鮮の核問題だけを話し合うにしても短い時間だった。

 先にトランプ大統領は、今年9月の国連総会の期間中に開かれた韓米首脳会談においても防衛費問題を取り上げた。トランプ大統領は、首脳会談の翌々日に当たる9月26日、「彼ら(韓国)はとても富んだ国だ。あなた方(韓国)はなぜ、われわれが出している費用(防衛費)を返済(reimburse)してくれないのか」と語った。10月には「ひどい軍事協定(horrible military deal)」とも語った。米国は、戦略爆撃機など戦略部隊が韓半島(朝鮮半島)に展開する費用も防衛費分担金に含めることを強く要求しているが、韓国側は拒否している。大統領府・韓国政府の内外からは、トランプ大統領の防衛費引き上げの圧迫などは北朝鮮の核交渉、在韓米軍撤収など安全保障問題とリンクしかねない、という懸念も出ている。

イ・ミンソク記者
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