ちょうどいい距離感、韓国の若者に「ネット飲み会」が人気

「一人酒」退屈でビデオチャット、気軽に2-3時間飲んで騒いで

ちょうどいい距離感、韓国の若者に「ネット飲み会」が人気

 会社員のオ・ウンミさん(30)は仕事が終わった後の「LANケーブル飲み会」を楽しみにしている。LANケーブル(インターネット回線)でつながっている人々とビデオチャットをしながら、それぞれ自宅で酒を飲む「飲み会」だ。オ・ウンミさんがネット上のコミュニティーサイトに「今週金曜日の夜、LANケーブル飲み会をする方を募集します」と書き込むと、ネットユーザーたちがコメントを付けて参加する。

 11月16日には、オ・ウンミさんを含む4人がLANケーブル飲み会に参加した。夜9時、それぞれ酒とおつまみを用意し、パソコンのカメラをつけた。全員が初対面で、名前・年齢・職業は聞かない。オ・ウンミさんは「世間で最近話題になっている事について話ながら、2-3時間ほど飲んで騒いで笑った。会話に不愉快さを感じたり、疲れたりする人は気兼ねなくチャットルームを出ていく」と話す。

 ネット上のLANケーブル飲み会が人気だ。誰かがソーシャル・メディアに「今夜LANケーブル飲み会で乾杯しましょう」「LANケーブル飲み会参加者募集」などと書き込むと、参加を希望する人々がコメントやメッセージで参加を申し込む。

 チャットアプリ「カカオトーク」のオープン・チャット・ルームでは、「LANケーブル飲み友達」を募集するチャットルームが約200件ある。実際には顔を合わせないことが条件だ。チャットは匿名でするケースがほとんどだが、年齢・性別・酒量・参加意思の強さなどを「参加申込書」に書かせる場合もある。

 参加者は20-30代が多い。就職活動中のソンさん(30)は「酒を飲んでストレスを解消したいが、外で友達に会う時間もないし、親の目も気になる。だからと言って、『ホンスル』(一人酒)は退屈なので、LANケーブル飲み会に参加する」と言った。

 芸能人のファンクラブや趣味関連の同好会などとして誕生して既に何年にもなるネット上のグループが、結束のためLANケーブル飲み会を開くこともある。大学生のイ・プルムさん(26)は「同じ趣味を持っているといっても、実際に会うには負担を感じることが多いが、缶ビールを飲みながらビデオチャットで話していると、時の流れを忘れてしまうことが多い」と語った。

 国民大学社会学科のペ・ギュハン教授は「ネット空間に慣れ親しみ、他人と近すぎることも遠すぎることもない、ちょうどいい距離感を望む若い世代のライフスタイルが反映されているようだ」と分析している。

クォン・ソンミ記者
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