金正恩委員長ソウル答礼訪問、電撃発表の可能性浮上

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の年内ソウル答礼訪問と関連し、南北が金正恩委員長の平壌出発直前あるいは前日に共同発表する「訪中方式」を協議していることが7日、分かった。北朝鮮は金正日(キム・ジョンイル)総書記の時も最高指導者の訪中時は警護を理由に到着直前や訪問後に発表する方式を取ってきた。任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長は同日、韓国大統領府で行われた寄付団体招待行事で、「北から答礼訪問の回答はあったか」という報道陣の質問に「連絡が来ていない」と答えた。しかし、大統領府関係者は「まだ正式な回答は来ていないが、答礼訪問を発表する場合は南北同時にするかどうかを検討しているところだ」と語った。北朝鮮が金正恩委員長の身辺警護に最も神経を使っている以上、訪中時と同じ方式が適用される可能性があるということだ。時期としては12月12-14日が有力で、1泊2日または日帰りの答礼訪問も検討されているという。

 韓国政府は年内の答礼訪問を前提に警護や宿泊施設を準備している。統一部(省に相当)の趙明均(チョ・ミョンギュン)長官も同日、国会外交統一委員会で、「9月の平壌共同宣言で合意したとおり、できれば年内に答礼訪問する方向で北側と協議している」と述べた。趙明均長官はその上で、「基本的に合意通り履行するという意志ははっきりしているが、北側から具体的な回答は来ていない。我々としては(答礼訪問の)可能性があるという方向で見ている」と語った。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領の20カ国・地域(G20)首脳会議を含む海外歴訪の直後に、韓国政府が金正恩委員長に12月12-14日に訪問してほしいという招待状を北朝鮮に送っていたことが分かった。大統領府は同日、鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長の主宰で国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き、「9・19軍事合意」(南北が今年9月19日に締結した軍事分野合意書)の履行を含む南北間の軍事懸案を話し合う「南北軍事共同委員会」の構成・運営方案について協議したという。金正恩委員長答礼訪問時に発表されると見られる「ソウル宣言」の軍事合意に関する追加内容が取り上げられるとのことだ。

鄭佑相(チョン・ウサン)記者
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