ロス経由予定の韓国大統領専用機、米国の許可が必要と知りチェコへ

G20首脳会議出席時、韓米間で何が?

 外交消息筋によると、文大統領がロサンゼルスに行くには専用機の着陸許可を米国側から受けなければならないとの報告があり、それから大統領府の雰囲気が変わったとのことだ。文大統領の専用機は9月18日から20日まで南北首脳会談のため平壌に行っていた。この場合、原則として文大統領の専用機も180日間、米国入国を禁止する独自制裁の対象となる。このため、南北会談直後の9月24日に文大統領が国連総会に出席するためニューヨークを訪れた時、外交部は米国側と協議して「制裁例外適用措置」を受けた。ワシントンの消息筋は「南北首脳会談は米国とも十分共有している事案で、米国は文大統領専用機に関連して特に問題視しているわけではない。ただ、制裁例外適用措置を受けるため形式的な手続きが必要だった」と話した。

 だが、これについて韓国大統領府の内部会議からは「いくら形式的な手続きだとしても、大統領専用機が毎回許可を受けなければならないのか」という問題提起があった。一部の参謀は「主権にかかわる問題」「米国はひどすぎる」と激高している様子だったという。政務担当だけでなく、鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長ら外交担当も不満の意を表出していたとのことだ。

イム・ミンヒョク記者 , イ・ミンソク記者
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