良心的兵役拒否者の代替服務 「刑務所で36カ月」確定=韓国政府

【ソウル聯合ニュース】韓国政府は宗教上の理由などで軍隊に入ることを拒む「良心的兵役拒否者」の代替服務制度について、服務期間を36カ月(3年)、服務先を刑務所などの刑事施設とすることを決定した。代替服務の対象となる良心的兵役拒否者を判定する審査委員会は、国防部の傘下に設置する。国防部は28日、こうした内容を柱とする兵役法改正案など関連法案を告示した。

 憲法裁判所は今年6月下旬、代替服務制を兵役の種類として規定していない兵役法は拒否者の良心の自由を侵害するとし、2019年12月31日までに同法を改正して代替服務制を導入するよう促していた。

 良心的兵役拒否が兵役逃れの手段として悪用される懸念もある中、国防部は代替服務制について「軍での服務環境に最も近い刑事施設で合宿勤務する案を選択した」とし、「服務期間は他の代替服務と同水準の36カ月と定めた」と説明した。36カ月の服務は、現行の21カ月から21年末までに18カ月に短縮される陸軍での兵役期間の2倍に当たる。代替服務は20年1月から施行される。

 国防部によると、代替服務者は刑事施設で炊事や物品補給など強度の高い労働を行う。法務部関係者は、代替服務者を24時間の患者ケアが必要な刑務所内の医療病棟で勤務させることも検討していると伝えた。

 国防部は、代替服務制の導入初期は服務先を刑事施設に限るものの、制度が定着すれば消防署や福祉機関などに広げることができる法的根拠も設けた。また、服務期間も制度定着後に大統領の承認を得て1年の範囲内で調整できるようにした。

 良心的兵役拒否の申請者の中から代替服務の対象者を判定する審査委員会は、国防部の所属とする。国防部は「委員を国防部、法務部、国家人権委員会からバランスよく推薦し、委員長を互選することにして独立性と公正性を保障した」と説明している。

 代替服務の人数は年間600人水準とするが、申請者が殺到すると予想される施行1年目は1200人程度の対象者を選抜する。

 国防部は代替服務の関連法案を19年初めに国会に提出する予定だ。

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