前最高裁長官 徴用訴訟介入疑惑を中心に取り調べ=韓国検察

【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地検は11日、梁承泰(ヤン・スンテ)前大法院長(最高裁長官)を出頭させ、梁氏の在任時の司法府が日本による戦時中の強制徴用被害者の訴訟などを巡り当時の朴槿恵(パク・クネ)政権側と「取引」を行った疑惑について集中的に取り調べている。

 前政権時代の青瓦台と政府高官が関与したとされるこの疑惑は、数十に上る容疑の中でも筆頭に挙げられる。

 検察は、日本による強制動員被害者が起こした民事訴訟の再上告審が受理された直後の2013年9月に外交部の立場を反映して裁判の方向性を示した裁判所の文書について報告を受けていたか、日本企業の賠償責任を認めた過去の大法院判決に対する外交部からの要望を別の経路から受けたかを調べている。

 林鍾憲(イム・ジョンホン)元法院行政処次長(起訴済み)と前大法官(最高裁判事)の車漢成(チャ・ハンソン)氏、朴炳大(パク・ビョンデ)氏など司法行政を担当する裁判官が青瓦台・外交部と裁判手続きについて議論した当時、どれだけ具体的に報告を受け、指示を下したのか、15年8月に朴前大統領と対面で徴用訴訟や上告裁判所の設置について議論したのかも取り調べの対象だ。

 検察は、梁氏が日本企業の弁護士に大法院長の執務室などで直接会い、裁判計画を教えたことが梁氏の職権乱用・公務上の秘密漏えい容疑を裏付けるとみている。

 梁氏はこの日の取り調べで、具体的な事実関係について「記憶にない」として容疑を事実上否認していると伝えられた。だが検察は梁氏が徴用訴訟手続きに直接介入した物証と関係者の供述を得ており、容疑の立証には問題がないと見通した。

 検察は徴用訴訟関連の取り調べを終え次第、司法行政に批判的な判事をリストアップしたとされる「判事ブラックリスト」疑惑について取り調べる方針だ。

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