史上初の最高裁長官経験者逮捕 徴用訴訟介入などの容疑=韓国 

【ソウル聯合ニュース】韓国の検察は24日未明、戦時中に強制徴用された被害者が日本企業を相手取って起こした損害賠償訴訟に介入したなどとして、職権乱用権利行使妨害などの容疑で梁承泰(ヤン・スンテ)前大法院長(最高裁長官)を逮捕した。ソウル中央地裁が同日、検察が請求した逮捕状の発付を認めた。最高裁長官経験者が逮捕されるのは初めて。

 地裁は「犯罪事実のうち、多くの容疑が認められ、事案が重大。現在までの捜査進行過程や容疑者の地位、重要関連者との関係などを踏まえれば、証拠隠滅の懸念がある」と発付理由を説明した。

 検察によると、梁氏は2011年9月から6年間の大法院長在任中、同院所属機関・法院行政処の幹部や大法官(最高裁判事)らから朴槿恵(パク・クネ)政権側との「裁判取引」など反憲法的な構想の報告を受け、承認したり、指示を出したりした。

 梁氏の容疑は40程度に上る。徴用被害者などの民事訴訟を巡る「取引」、憲法裁判所の決定で解散した左翼政党・統合進歩党議員の地位確認訴訟への介入、憲法裁判所の内部情報流出など、これまでに提起された疑惑の大半に関与しているとされる。

 検察は最長20日間、梁氏の身柄を確保した状態で捜査を行い、来月起訴する方針だ。

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