北朝鮮が訪中芸術団の出発報道 党宣伝扇動部長に金己男氏復帰か

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は24日、朝鮮労働党で外交を統括する李洙ヨン(リ・スヨン)党副委員長率いる「親善芸術代表団」が、中国共産党中央対外連絡部の招きを受けて中国を訪問するため23日午後に平壌を出発したと報じた。

 この日、平壌駅で行われた歓送行事には金己男(キム・ギナム)氏、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(党委員長)の妹の金与正(キム・ヨジョン)氏ら党中央委員会の幹部、中国の駐北朝鮮大使らが出席した。

 とりわけ、2017年10月の党中央委員会総会で党副委員長を退き、昨年4月の最高人民会議(国会に相当)で国務委員から外された金己男氏が姿を現わしたことに注目が集まる。

 金己男氏は1960年代に党の宣伝扇動部副部長に就いたのを皮切りに、宣伝扇動部長や宣伝担当書記を務めた。故金日成(キム・イルソン)主席、故金正日(キム・ジョンイル)総書記、金正恩委員長と続く3代世襲の正当性を確保し、一族を偶像化することに貢献した人物として知られる。

 党宣伝扇動部第1副部長の金与正氏よりも先に名前が呼ばれたことや、宣伝扇動部長だった朴光浩(パク・グァンホ)氏の名前と姿が昨年11月から北朝鮮メディアに登場していないことを踏まえると、金己男氏が党宣伝扇動部長に復帰した可能性が高そうだ。

 朝鮮中央通信と党機関紙の労働新聞はこの日、金己男氏が李洙ヨン氏と握手を交わす写真も公開した。

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