【コラム】孫恵園のように恥知らずに生きよう!

 事実が一つ二つと明らかになり、与党内からも孫恵園議員は事の本質を理解できていないようだという声が上がってきた。こんな時、孫恵園式処世術のもう1つの基本原則「私の悪口を言うならもっと悪口を言ってやる」が光を放つ。気に障ることを言われ、弁明に窮したら、相手に対して「謝罪しろ」と逆ギレするのだ。一人で迎え撃つのは難しいとなると、検察を動員するのも方法だ。孫恵園議員は自身の記事約200件を検察に持ち込むと言い出した。史上初ではないだろうか。メディアとぶつかってきたトランプ米大統領もビックリすることだろう。

 本の付録に人事請託法を載せるのもいいだろう。国会議員請託を含む採用不正で何度も聴取を受ける銀行の皆さんが特に関心を示しそうだ。孫恵園議員は国立中央博物館長のポストにある「人材」を採用するよう強く要請したが失敗した。「専門家を紹介しただけで、圧力ではない」そうだ。不正請託禁止法が「公の要求」は例外とするという主張(孫恵園議員の友人であるチュ・ジンヒョン前ハンファ証券社長のフェイスブック)まで出ている。だから議員の皆さん、これから誰かを採用しろと圧力を行使するつもりならば、こっそり電話してヒソヒソ言うのではなく、国政監査の時に公に要請なさい。最高経営責任者(CEO)執務室のドアを蹴破って入り、大声で叫べば、公にやったという証拠をいっそう確実に残せるだろう。

 紙面が足りない。よって、孫恵園議員には本を書いてほしい。同議員は23日の懇談会で、「私は良いウイルスを差し上げたと思う」と言った。確かにその通りだ。韓国のように甘い国では、我々全員が孫恵園議員のように生きなければ苦しくなる。本のサブタイトルはこれがいいだろう。『廉恥心は人生最大の敵だ』

経済部=金信栄(キム・シンヨン)次長

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