「三・一独立運動」企画展開催 東京・新大久保の高麗博物館

【東京聯合ニュース】朝鮮半島が日本の植民地支配下にあった1919年に起きた「三・一独立運動」から100年になるのに合わせ、東京・新大久保(新宿区大久保1、第2韓国広場ビル)の高麗博物館で6日、「三・一独立運動」に関する企画展が始まった。6月23日まで。

 現時点では大きく注目されてはいないものの、充実した展示内容は訪問者の目を引く。

 同博物館は2001年12月に東京・新大久保にあるビルの一角にオープンした。1990年に在日女性の新聞投稿記事をきっかけに、東京都稲城市の主婦ら30人余りが同年9月に「高麗博物館をつくる会」結成し、「市民がつくる日本とコリア交流の歴史博物館」をモットーにする同館の開館にこぎ着けた。日本全国に約700人いる会員が支払う年会費5000円やボランティアなどにより運営されている。

 今回の企画展はボランティア8人が構想から約1年半にわたり準備したという。昨年6月には資料収集のため、関係者14人が4日間の日程で韓国を訪問し、民族問題研究所、植民地歴史博物館、忠清南道・天安の柳寛順記念館、独立記念館など三・一独立運動に関連した場所を見学した。

 企画展では合計24枚のパネルで三・一独立運動の過程を整理した。

 昨年まで同博物館の理事長を務め、現在はボランティアメンバーとして活動している原田京子さんは7日、すべてのメンバーが共に勉強して学び、展示パネルを作ったと説明した。

 ボランティアメンバーによる展示とはいえ、専門家によるものにも劣らないほど内容が充実している。

 三・一独立運動以前の朝鮮半島と日本の関係から始まり、独立運動の展開過程、宗教の役割、女性の参加、独立運動の余波が残る1919年4月に京畿道水原郡(現在の京畿道華城市)の堤岩里教会で住民が日本軍によって殺害された堤岩里虐殺事件、当時の新聞報道と日本人の視点、独立運動後100年にわたる激動の朝鮮半島史などを資料写真とともにわかりやすく説明した。

 また展示場の中央には独立運動に関する記述がほとんどない日本の歴史の教科書を置き、日本人が歴史を学んでおらず、今後、学んでいく必要があるとのメッセージを投げかけた。

 中学校の教員だった原田さんは三・一独立運動には東洋の平和思想が宿っているとし、多くの日本人が展示を見て学んでほしいと話した。

 50代の来場者は、韓国には何度も行き、西大門刑務所歴史館(刑務所跡)も見学したことがあるとし、三・一独立運動に対する韓国人のプライドがすばらしいと感じたと話した。

 高麗博物館は午後0時から午後5時までで、月・火曜日は休館する。

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