強制徴用裁判に介入、梁承泰元大法院長を起訴

強制徴用裁判に介入、梁承泰元大法院長を起訴

 韓国の梁承泰(ヤン・スンテ)元大法院長(最高裁長官に相当)が11日、司法行政権乱用の罪などで起訴された。検察が昨年6月に捜査に着手していてから8カ月目だ。検察は「梁元大法院長(裁判所による重点事業だった)上告裁判所の導入について、青瓦台(大統領府)の支援を得る目的で複数の裁判に介入した」と指摘した。また、裁判所行政に批判的な判事のリストを管理し、人事上の不利益を与えたとも指摘された。いわゆる「判事ブラックリスト」疑惑を起訴事実に含めた格好だ。しかし、梁元大法院長は起訴事実を全面否認しており、今後の裁判では激しい攻防が予想される。

 梁元大法院長に対する起訴状は296ページに及ぶ。李明博(イ・ミョンバク)元大統領(259ページ)、朴槿恵(パク・クンヘ)前大統領(154ページ)よりも長大だ。起訴事実のうち41件は裁判介入または特定の傾向を持つ判事に対し人事上の不利益を与えたとされる職権乱用の罪だ。裁判でこの部分が認められるかどうかが有罪、無罪を判断する上での鍵となりそうだ。

 検察は梁元大法院長が日帝(日本帝国主義)による強制徴用に関する訴訟などさまざまな裁判に介入したとみている。2014年6月に強制徴用裁判を担当した金竜徳(キム・ヨンドク)元大法官に対し、「1965年の韓日請求権協定によって、強制徴用被害者は日本の戦犯企業に損害賠償を請求することはできない」との意見を直接伝えたとされる。朴槿恵政権が希望する方向で判決が出るように介入したとの指摘だ。また、強制徴用裁判を大法官全員が加わる全員合議体で審議し、強制徴用被害者に不利な判決が下されるように仕向けたとされる。

キム・ジョンファン記者 , パク・ヘス記者
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