競泳:「アジア大会6冠の天才」池江が白血病告白

競泳:「アジア大会6冠の天才」池江が白血病告白

 昨年のジャカルタ・アジア大会で6冠に輝きMVPを獲得した日本競泳界の天才・池江璃花子(18)=写真=が白血病と診断された。

 池江は12日にツイッターで、「日頃から応援してくださる皆様、関係者の皆様へご報告があります。体調不良として(合宿先の)オーストラリアから緊急帰国し検査を受けた結果、『白血病』という診断が出ました。私自身、未だに信じられず、混乱している状況です」と書き込んだ。日本のスポーツ紙・日刊スポーツなどは「池江は昨年末から体調の異変を自ら感じていた」と報道した。

 池江は先月13日、今年初めて出場した日本国内大会の100メートルバタフライで、自身が持つ日本記録(56秒08)を4秒以上も下回る1分00秒41というタイムを出した。さらに、最近のオーストラリア合宿でも体調が良くなく、今月4日に現地でまず血液・心電図検査を受けたところ、「再検査」するよう言われた。このため急いで合宿を中止して日本に戻り、精密検査を受けて10日に白血病であることを知ったとのことだ。

 池江は来年の東京五輪で日本に金メダルをもたらすものと期待されていたが、当分の間は競泳界を離れて闘病生活を送ることになる。今年4月の日本選手権出場は断念し、東京五輪出場も容易でなくなった。しかし、池江は「しっかり治療をすれば完治する病気でもあります」「今は少し休養を取り、治療に専念し、1日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるよう頑張っていきたいと思います。これからも温かく見守っていただけると嬉しいです」とツイッターに書き込んだ。

 「池と川の上に咲いた花」という意味の名前を持つ池江は、小さいころから水と親しんできた。3歳の時に水泳を始め、2年後には4泳法をすべてマスターした神童だった。2016年のリオデジャネイロ五輪では16歳で100メートルバタフライ5位となり、昨年のアジア大会では潜在力を開花させ、6種目(50メートル・100メートル自由形、50メートル・100メートルバタフライ、400メートルリレー、400メートルメドレーリレー)で優勝した。これは歴代アジア大会の単一大会競泳種目最多優勝記録で、史上初の女子選手のMVPにも輝いた。

イ・テドン記者
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