「妻が暴行」「夫がアル中」ナッツ姫夫婦の離婚訴訟で暴露合戦

「妻が暴行」「夫がアル中」ナッツ姫夫婦の離婚訴訟で暴露合戦

 いわゆる「ナッツリターン事件」で知られ、「ナッツ姫」の異名を取る趙顕娥(チョ・ヒョンア)元大韓航空副社長と離婚訴訟を展開している夫Pさん(45)が20日までに、趙元副社長を傷害、児童虐待、背任などの疑いで警察に告訴した。

 ソウル水西署によると、Pさんは告訴状で、趙元副社長が「腹が立った」という理由でPさんの首を締めたと訴えた。タブレット端末を投げられ、足の親指を負傷したという記述もあったという。Pさんは負傷部位の写真と動画を警察に提出し、2014年のナッツリターン事件以降、暴言と暴行がひどくなったと指摘した。

 Pさんによると、趙元副社長は双子の子どもが「食事をさっさと食べない」という理由でスプーンを投げ、暴言を吐いたほか、趙亮鎬(チョ・ヤンホ)韓進グループ会長と趙元副社長などが保有していた会社株式を特定企業に無償で譲渡した背任の疑いもあると主張した。

 Pさんは整形外科の専門医で、2010年に初等学校(小学校)の同窓生だった趙元副社長と結婚。17年5月から別居状態で、昨年4月にソウル家裁に離婚訴訟を起こした。Pさんは子どもの養育権を主張している。

 これについて、趙元副社長は弁護士を通じ、「子どもを虐待した事実はなく、暴行もアルコール中毒の症状があるP氏による錯覚だ」と反論した。さらにPさんについて、「アルコール中毒が深刻で、結婚後3回にわたり入院治療を受けた。酒を飲ませないようにしたところ、廊下の消火栓に焼酎7-8本を隠して飲んでいた。病院に勤務中にも飲酒し、運転手が近所のコンビニエンスストアに『P氏には酒を売らないでほしい』と頼むほどだった」と指摘した。別居と離婚訴訟についても、「P氏のアルコール・薬物中毒、子どもに対する無関心と放置が理由だ」と主張した。趙元副社長は「P氏を名誉毀損で告訴することを深く検討している」とした。

ヤン・ウンギョン記者 , カン・ダウン記者
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