釜山沖の国際海上訓練 海上自衛隊は不参加へ

【ソウル聯合ニュース】4月末に釜山で開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)の拡大国防相会議(ADMMプラス)に合わせて実施される多国間の海上共同訓練に日本が参加しないことが22日、分かった。

 韓国政府の消息筋によると、昨日から2日間、釜山で開かれた国際海洋安全保障訓練の事前準備会議に日本代表も出席したが、釜山とシンガポールで開催される同訓練のうち、日本はシンガポールでの訓練にのみ参加することになったという。

 日本の海上自衛隊が釜山沖で開催される訓練への不参加を決めたのは、韓国海軍の駆逐艦が海自の哨戒機に火器管制レーダーを照射したと日本が主張する問題を巡るあつれきによるものと分析される。

 また、日本が釜山で開催される訓練に参加すれば海自の護衛艦「いずも」などが釜山港に寄港しなければならないが、昨年10月に済州島で行われた韓国海軍の国際観艦式で韓国側が日本に自衛艦旗の旭日旗の掲揚自粛を求めた問題が再燃することに対する負担もあったとみられる。

 米国とASEAN諸国が参加する今回の共同訓練は、当初はADMMプラス海洋安保分科委員会の共同議長国である韓国・釜山近海からもう一つの議長国のシンガポールまで移動しながら海賊対策や捜索・救助などの海上訓練を行う内容が検討されたと伝えられた。

 しかし、日本の艦艇の参加を巡り、釜山とシンガポールでの訓練に分離され、最終的に日本が釜山での訓練に参加しないという結論となった。

 日本政府は昨年12月に発生したレーダー照射問題以降、共同訓練への不参加を検討してきた。

 産経新聞は1月26日付の記事で、日本の防衛省が今年の春に海自の護衛艦「いずも」を韓国に派遣する計画だったが、取り消す方向で検討に入ったと報じた。NHKによると、岩屋毅防衛相は同日、共同訓練に合わせて調整してきた護衛艦の釜山寄港について「どういう形で参画することが適切か、よく検討したい」と述べた。

 岩屋防衛相の当時の発言は、「いずも」の釜山寄港見送りを含めて検討するとの考えを示したものとみられる。

 一方で韓国海軍のキム・ミョンス第1艦隊司令官も、2月中に京都府にある海自の舞鶴地方隊を訪問する予定だったが、これを取りやめている。

 韓国海軍と海上自衛隊は毎年、司令官級の指揮官(少将)が交互に相手国を訪れる交流を行っているが、韓日の対立が深まっていることにより中断している状況だ。

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