文正仁補佐官「文大統領は経済打開のため南北関係に賭けた」

文正仁補佐官「文大統領は経済打開のため南北関係に賭けた」

米国の外交専門誌に寄稿

「米国は南北経済協力を容認し、北朝鮮は核施設を追加廃棄すべきだ」

 韓国大統領府の文正仁(ムン・ジョンイン)統一・外交・安保特別補佐官は15日「文在寅(ムン・ジェイン)大統領は韓国で経済政策が行き詰まった時に、自らに政治的な利益をもたらす平和イニシアチブ(推進計画)に賭けた」「文大統領が外交政策でも突破口を見いだすことができなければ、2020年4月の総選挙を前に苦しい立場で不確実な未来を迎えるかもしれない」との考えを示した。

 文正仁氏はこの日発刊された米国の外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ」への寄稿で上記の見方を伝えた上で「米国は文大統領が(促進者として)成功できるよう、南北経済協力を柔軟に後押しすべきだ」「それがなければ文大統領の役割は根本から制限されてしまうだろう」とも主張した。金剛山観光や開城工業団地の再開に向け、米国に対して必要な制裁緩和に応じるよう求めたようだ。

 文正仁氏はさらに「米国が漸進的な接近に引き続き応じないのなら、今の膠着(こうちゃく)状態を突破するのは難しい」とも指摘した。米国に対して「一括妥結式の非核化ビッグディール」にこだわらず「段階的非核化」へと方針を見直すことで北朝鮮に譲歩すべきという趣旨だ。

 文正仁氏は北朝鮮に対しては「ウラン濃縮施設の追加廃棄の約束など新たな提案を行うことで、幅広い制裁解除ではなく、南北経済協力程度に期待値を下げなければならない」「(米朝)関係のぜい弱さを考えると、挑発的なレトリックや行動はそれがいかに些細なことでも、災害的な結果をもたらす恐れがある」と警告した。「相互の言行を自制することが(非核化)交渉再開には絶対に必要」と指摘する一方で「北朝鮮が核やミサイル実験を行えば、交渉は軌道から外れ潜在的災害を触発するようになるだろう」とも警告した。

ノ・ソクジョ記者
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