マレーシアでインドネシア語の挨拶、海外歴訪で失態続きの文大統領

青瓦台スタッフの綱紀の緩みを指摘する声も

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が先週マレーシアを国賓訪問した際、あいさつの言葉をインドネシア語で述べていたことが分かった。この事実が明らかになると、外交上のミスに対するあきれた声とともに、韓国大統領府(青瓦台)のスタッフに対する厳しい声が相次いでいる。文大統領が海外を訪問する際や公開行事に出席する際、あまりにもお粗末なミスが繰り返されているからだ。

 文大統領は13日、マレーシアを訪問した際、マハティール首相との首脳会談後の共同記者会見で、マレーシア語ではなくインドネシア語であいさつした。文大統領が述べた「スラマッソル」という言葉について、韓国大統領府は「マレーシアの午後のあいさつ」と説明した。しかし、これはマレーシア語ではなくインドネシア語だった。マレーシア語でのあいさつは「スラマップタン」と言う。

 この事実が明らかになると、ネットユーザーの間では、外交的欠礼だとの声が相次いだ。あるネットユーザーは「外国の国家元首が韓国に来て『こんにちは』とあいさつするようなものだ」と指摘した。マレーシアとインドネシアは、かつてマレーシア連邦の成立をめぐって紛争を繰り広げた間柄だ。そのような国を外国の国家元首として国賓訪問したのだから、あいさつの言葉一つにも気を使うべきというわけだ。

 大統領の外交的欠礼に負けず劣らず、文大統領の外交活動を補佐する青瓦台のスタッフの問題を指摘する声も相次いでいる。霊山大のイ・ギョンチャン教授は、自身のフェイスブックに「大統領の演説、それも海外を国賓訪問した際の大統領の一言は、その国の品格を示すもの」だとして「青瓦台秘書室であれ韓国外交部(省に相当)であれ、大統領の記者会見文の全てのあいさつをきちんとチェックできなかった責任は、小さいとは言えない」と話した。マレーシア語で午後のあいさつが「スラマップタン」であることはインターネットで検索すればすぐに分かることだ。あまりにずさんなミスとしかいえない。

 さらに問題なのは、文大統領の外交活動でこうした失態が繰り返されているという点だ。今回のあいさつのミスが明らかになる前にも、一度「事故」があった。青瓦台のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の公式アカウントが今月15日、文大統領の訪問先であるカンボジアを紹介した際、カンボジアではなく台湾の国家両庁院(対北市にある総合芸術文化施設)の写真を使用したのだ。青瓦台はこのとき「写真素材サイトが誤っていたためだ」と釈明して問題の写真を削除したが、青瓦台の公式アカウントとしてあってはならないミスだと非難の声が上がった。

 青瓦台のコ・ミンジョン副報道官は20日、マレーシアでのあいさつのミスについて「現地語のあいさつ(の原稿)を作る課程で混乱が生じた」と説明した。ただ、具体的にどのような混乱があったかについては言及しなかった。しかし、大統領が公の場で述べたあいさつであることから、大統領の対外演説文作成に必要な過程を全て経ているのは明らかだろう。つまり、演説文の準備チームに問題があることになる。

 大統領の海外での演説文は通常、外交部などの担当部局と青瓦台のスタッフが基本的な内容を作成した上で、演説企画秘書官室が総合的に体裁を整える。その後、再び該当分野の実務者がこれを確認し、草案を完成させる。この草案が大統領に報告されると大統領は自ら確認し、添削過程を経て最終的な原稿が出来上がる。

パク・チョンヨプ記者
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