闘牛祭りは動物虐待か、伝統か /全羅北道・井邑

 井邑市の闘牛祭りの追加予算の執行が白紙化したことで、忠清北道報恩、大邱市達城、慶尚北道青島、慶尚南道宣寧など、闘牛祭りを開催してきたその他の地方自治体は「明日はわが身」と緊張した面持ちだ。今後も続けていくかどうかを巡り、頭を抱えている所もある。4月4-8日に全国闘牛大会を開催した大邱市逹城郡の関係者は「一部の住民が闘牛に対して引き続き否定的な発言を行っており、来年からは規模を縮小するか、あるいは廃止してしまうかを巡り慎重に検討している」という。

 ソウル市は最近動物共存都市基本計画を発表し、再建築や再開発事業を行う際に空き家に住み付いている野良猫や野良犬などに対する保護措置を義務付けることにした。京畿道安養市は、定期的に行ってきたネズミ捕り用の薬の散布を最近見送った。ネズミの死骸を食べた野良猫やフクロウが死ぬ恐れがあると抗議する意見が寄せられたためだ。動物保護団体「動物のための行動」のチョン・チェウン代表は「地方祭りで水産物を食べることまでを阻むことはできないが、動物たちが苦痛を経験することだけは避けたい」と一歩も譲らない構えだ。ソウル動物園のオ・ギョンヨン園長は「市民たちの間で動物をパートナーと思うことで、全ての動物が幸せを享受する権利があるといった認識が拡散している」と説明した。

チョン・ジソプ記者 , 井邑=キム・ジョンヨプ記者 , 華川=チョン・ソンウォン記者
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