金正恩氏の呼称に「最高代表者」追加 対外権限拡大示唆か

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が最高人民会議(国会に相当)で金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)を再び選出し、新たに「全体朝鮮人民の最高代表者」との呼称を付けたことが確認された。最高人民会議で憲法を改正し、国務委員長に国家代表の資格、つまり対外的な国家首班の地位を与えた可能性があるとの見方が出ている。

 朝鮮中央放送は14日、平壌の金日成広場で13日に金委員長の再任を祝う大会が開かれたことを報じ、「金正恩同志が全体朝鮮人民の最高代表者であり、共和国の最高領導者である朝鮮民主主義人民共和国国務委員会の委員長に高く推戴された大政治事変を迎え」と言及した。

 朝鮮中央通信によると、崔竜海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員長は大会で、「最高領導者同志を朝鮮人民全体を代表し、国の全般事業を指導する国家の最高職に迎え入れ」などと発言した。

 北朝鮮は事実上、今回の最高人民会議から国務委員長の前に「全体朝鮮人民の最高代表者であり、共和国の最高領導者」との呼称を繰り返して付けている。

 北朝鮮は最高人民会議で憲法を改正したが、具体的な内容は公開していない。改正前の憲法では「国務委員会の委員長は朝鮮民主主義人民共和国の最高領導者」(第100条)と規定しただけで、最高人民会議常任委員会の委員長が「国家を代表」(第117条)すると明示している。

 国務委員長に「全体朝鮮人民の最高代表者」との呼称が追加されたのは、憲法改正を通じ、最高人民会議の常任委員長が持っていた国家の代表権限が国務委員長に移ったことを裏付ける証拠といえる。

 「全体朝鮮人民の最高代表者」との呼称が憲法上に新たに明示された可能性も排除できないとの見方もある。

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