素行不良でJリーグを追われた邦本宜裕、慶南FCの「救世主」に

 日本では、邦本はコントロール不能な「悪魔の才能」を持つことで知られている。16歳の時にJリーグ浦和レッズに入団したが、タバコを吸うなどの素行不良を理由にチームをやめ、アビスパ福岡でも「秩序風紀を乱した」として契約解除になった。

 規律が厳しい日本のサッカー社会に合わなかった「悪童」は2017年末、慶南の入団テストに合格して新たなサッカー人生を歩み始めた。慶南の金鍾夫(キム・ジョンブ)監督はまじめに練習さえすればいいとして邦本の私生活に干渉せず、試合中も自由にプレーさせた。身長173センチメートル、体重74キログラムとガッチリした体格で猪突猛進するかのようにドリブルするスタイルがKリーグ向きだったことから、邦本は韓国にすぐになじんだ。

 邦本は今月9日のAFCチャンピオンズリーグで鹿島アントラーズと対戦した。日本のリーグをやめてから初めて日本のサッカーチームと対戦するため、その覚悟は並々ならぬものだった。彼はその試合でオウンゴールを引き出し、追加ゴールでもアシストするなど、慶南が入れた2ゴールにかかわった。しかし、慶南は鹿島の反撃を阻止できず、2-3で逆転負けを喫すると、怒りが収まらないまま覚悟を口にした。

 「ホーム(韓国)で負けたから、アウエー(日本)で必ず勝つ」

 慶南は24日午後7時、鹿島とのリターンマッチに臨む。

イ・テドン記者
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