「独島エビ」でトランプ氏をもてなした文大統領側近「日本の猛抗議は想定外」

タク元行政官「金正恩委員長訪韓、具体的なシナリオ・イベント準備」

 タク・ヒョンミン大統領行事企画諮問委員は21日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の訪韓について、「さまざまな具体的なシナリオを用意し、既に準備をいろいろしてあった」と語った。タク委員は同日、ラジオ番組のインタビューで、「来るかどうかは分からないが、来るという可能性があるなら行事の準備をしなければならない」と述べた。

 タク委員はドナルド・トランプ米大統領の訪韓時に騒動となった国賓晩さん会の「独島エビ」メニューについては「企画したものだ。トランプ大統領が日本・中国・韓国を訪問する日程だったので、料理の一つ一つに意味付けをして気を使った」と語った。2017年11月にトランプ大統領が訪韓した時、タク委員は大統領府儀典秘書官室上級行政官だった。日本を刺激する可能性があると分かっていて、わざと国賓晩さん会のメニューに独島エビを出したということだ。事実、日本は韓国側に対して、この問題について抗議したことで韓日関係が悪化した。これについてタク委員は「(日本が)あれほどヒステリックに反応するとは思わなかった」と言った。

 タク委員は、自身が与党・共に民主党の広報委員長に取りざたされていることについて「あえて私がやるべき理由はない」と言いながらも、「(共に民主党から)提案があればその時、考える」と言った。タク委員はチョ国(チョ・グク)民情首席秘書官の総選挙出馬と柳時敏(ユ・シミン)「盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団」理事長の政界復帰の可能性については「2人とも個人の性格的にはやりたくないと思っているだろう」としながらも、「個人の意思でどうにかなることではないので、見守ってみる」と答えた。

崔燕真(チェ・ヨンジン)記者
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  • ▲韓国大統領府が公開した晩さん会のメニュー。写真右上が独島エビ。/写真提供=大統領府

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