金正恩氏がトランプ氏に親書 トップダウンで対話再開か

【ワシントン聯合ニュース】2回目の首脳会談が物別れに終わってから非核化を巡る米朝の協議が膠着(こうちゃく)している中、トランプ大統領が11日(現地時間)、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)から「美しい手紙」を受け取ったと明らかにした。トップダウン方式で協議の突破口が開かれるのか注目を集める。

 昨年6月12日の初の米朝首脳会談から1年を迎えるにあたり、金委員長が親書を送ったことで、中断している実務級の交渉が再開され、米国が求める「ビッグディール(大きな取り引き)」と北朝鮮が望む段階的な合意・履行との接点を探る動きが始まる可能性があるとの見方が出ている。

 今月末には韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とトランプ大統領の首脳会談も予定されており、米朝対話の再開に向けた動きが加速する見通しとなった。

 金委員長の親書には昨年の初会談で共同声明を発表したことのほか、これまでのようにトップダウン方式で問題を解決していく意思が盛り込まれているとみられる。接点を見いだすための具体的な措置について言及した可能性もある。

 一方、トランプ氏は金委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が米中央情報局(CIA)の情報提供者だったとの報道については「知らない」としながらも、「そのようなことが起きないようにする」と述べ、北朝鮮の体制を揺るがす諜報活動はしない意向を示した。

 金委員長の親書は米朝交渉が膠着状態に陥った際、対話再開の呼び水として活用されてきた。昨年11月に米ニューヨークで開かれる予定だった米朝高官協議が先送りとなり、米朝交渉が進展しない中、トランプ氏が今年1月2日に金委員長から親書を受け取ったことを公表。その後、2回目の首脳会談の開催に向けた動きに弾みがついた。

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