対北制裁違反で韓国に係留の船舶2隻 再発防止約束し解放へ

【ソウル聯合ニュース】国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議に違反したとして韓国の港に留め置かれていた国内外の船舶2隻が、船主による再発防止の約束の下で解放される。

 韓国外交部によると、安保理の北朝鮮制裁委員会は1日(現地時間)、韓国政府の同2隻に対する放免要請を承認したことを発表した。

 2隻は香港船籍の「ライトハウスウィンモア」と韓国船籍の「Pパイオニア」で、いずれも海上で積み荷を移し替える「瀬取り」で北朝鮮船舶へ石油精製品を提供した。ライトハウスウィンモアは2017年11月から麗水港に、Pパイオニアは18年9月から釜山港にそれぞれ係留されていた。

 再発防止策として、ライトハウスウィンモアの船主は今後は瀬取りをしない方向で船舶を運用すると約束し、Pパイオニアは船舶自動識別装置を常時稼働させ、政府の要請があれば航海記録を提出することにしたとされる。

 船舶の係留期間が長引いていたことから、韓国政府は5月下旬に係留解除を要請する書簡を制裁委に送っていた。安保理の決議に基づき制裁に違反した船舶を係留した場合、適切な再発防止措置があればこれを解除することができる。

 一方、韓国の港に留め置かれている別の無国籍船2隻については、対北朝鮮制裁を故意に違反した可能性が高いとの判断から、制裁委で廃棄が議論されているという。この2隻はそれぞれ、北朝鮮船舶への石油精製品の移し替え、北朝鮮産石炭の運送に関与した疑いが持たれている。

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