【社説】「国連軍司令部拡大」「ホルムズ海峡」…韓米同盟に新たな宿題

 韓米同盟に関する二つの話題が同時に持ち上がった。在韓米軍司令部は『2019戦略ダイジェスト』リポートで、「韓半島(朝鮮半島)で危機が発生した際、日本を経由した支援・戦力投入」を初めて明記した。韓国語版では「日本との支援および戦力協力」となっていて、日本軍の韓半島投入かという論争が起きたが、これは「through Japan」(日本を経由した)を韓国語に翻訳する際のミスだったことが判明した。

 韓半島有事の際、日本に展開している米軍戦力が投入されることは韓国の作戦計画の基本となっているだけに、それ自体には問題になる部分はない。ただし、米国が国連軍司令部の拡大を積極的に模索しているという事実は明らかになった。米国は、戦時作戦統制権(統制権)を韓国軍に移管した後、連合司令部に代わって国連軍司令部を強化しようとしている。このため、現在は17カ国の国連軍司令部参加国に日本・ドイツなどを参加させる案を推進する可能性がある。中国や北朝鮮が反発しかねない内容だが、米国は韓国国防部(省に相当)と事前協議をしていないという。韓国としては、国連軍司令部の拡大が韓米同盟と国家安全保障に役立つ方向へと協議、調整していく必要がある。日本は、在韓米軍の後方基地としての役割を拡大することはあり得るが、日本が直接国連軍司令部に参加することはできない。これもまたはっきりさせなければならない。

 米国はまた、中東ホルムズ海峡における民間船舶保護のための多国籍軍連合体結成に、韓国や日本など同盟国の参加を要請したという。米国トランプ大統領は最近、「中東から石油を輸入している国々は自らタンカーを保護しなければならない」とコメントした。韓国が輸入する原油の7割から8割までは、ホルムズ海峡ルートで入ってくる。役割分担は避けらないだろうが、韓国国内の反発など乗り越えるべき山は少なくない。賢明な対処が必要な問題だ。

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