海外に進出した韓国輸出企業、半数は1年以内に撤退

 海外への輸出市場に参入した韓国企業の2社に1社が1年以内に輸出市場から撤退していることが分かった。

 韓国関税庁が28日に発表した「企業貿易活動統計」によると、昨年の輸出企業の「1年生存率」は49.8%だった。1年生存率とは前年に輸出市場に進出した企業のうち、翌年も輸出活動を継続した企業の割合を指す。輸出企業の1年生存率は2016年以前には50%をやや上回っていたが、17年以降は50%以下に低下した。

 時間が経過するほど生存率は徐々に低下し、輸出企業の5年生存率は17.4%にとどまった。輸出企業のうち6社に5社が5年間持ちこたえられなかったことを示している。品目別では生きた動物、化粧品などを輸出する企業の1年生存率が比較的高かったのに対し、機械、コンピューター、プラスチック、電気製品、化学工業品などを輸出する企業の生存率は低かった。輸出伸び率が韓国の平均輸出伸び率を3年連続で上回る高成長企業は3902社で、輸出企業全体の4%だった。うち輸出市場に参入してから5年以内の「ガゼル企業」(高成長新興企業)は1237社だった。ガゼル企業は機械、コンピューター、プラスチック、光学機器、電気製品に集中した。

チェ・ギュミン記者
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