日本の野党第1党代表「河野外相は韓国の顔に泥を塗った」「辞任せよ」

日本の野党第1党代表「河野外相は韓国の顔に泥を塗った」「辞任せよ」

 日本の野党第1党である立憲民主党の枝野代表が28日「河野太郎外相は韓国のプライドを傷つけるなど、両国関係悪化の責任がある」として辞任を要求した。

 枝野代表はこの日あるラジオ番組に出演し「韓国が韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄を決めたのは明らかにやり過ぎ」とした上で「これに対する日本政府の対応は毅然(きぜん)としていた」と述べた。ただその一方で「その過程で韓国の大統領が少し妥協の余地を示したにもかかわらず、(安倍内閣は)上から目線の態度を取った」と批判した。枝野代表は「とりわけ河野外相の対応は、韓国を(GSOMIA破棄決定に)追い込んだことからその責任が大きい」「外相を交代させるべきだ」などと主張した。

 枝野代表は「外交は相手の体面をある程度保たなければならないが、あまりにも(相手の)顔に泥を塗るのはやり過ぎだった」と批判した。さらに「理にかなった主張は厳格に行うべきだが、相手のプライドを傷つけるやり方で行ったら、その外交は明らかに失敗だ」とも主張した。

 枝野代表の発言は、韓日関係悪化の過程で河野外相が南官杓(ナム・グァンピョ)駐日大使を呼び、公開の場でとがめたことを意識したもののようだ。河野外相は先月、日本が提案した仲裁委員会設置に韓国が応じなかったため、南大使を呼んでその発言を遮り、声を荒らげたとして問題になった。毎日新聞は29日付の韓日関係に関する社説の中で、河野外相が先日「韓国が歴史を書き換えたいと考えているのであれば、それは不可能であることを知る必要がある」と述べたことを取り上げ「高圧的な発言は韓国の感情を刺激するだけだ」と批判していた。

 安倍首相は来月12日ごろに内閣改造を行う予定だが、野党第1党からの外相交代要求がどう作用するかに注目が集まる。日本の政界では河野外相の後任に米日貿易交渉を担当してきた茂木経済産業相、自民党の加藤勝信総務会長などの名前が上がっている。しかし河野外相を交代させた場合、枝野代表の主張を認める結果となるため「逆に安倍首相が河野外相留任の決定を下す可能性の方が以前より高まった」との見方もある。

東京=李河遠(イ・ハウォン)特派員
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