韓国軍:ドローン・バトル・チーム、重機三銃士…女人禁制の壁を破った女性軍人たち

 海軍のカン・ソヨン中士(33)は平沢第2艦隊司令部に勤務していたが、今年1月に西海の徳積島にある海軍基地での勤務を自ら希望した。誰も行きたがらないへき地だが、困難な所で仕事をすることに意味があると考えたという。電波を使って目標物の存在や位置を探知する電探副士官である夫のイ・ギュラム中士(31)と別居し、4歳の娘と生活している。育児と仕事を両立しなければならないが、時間があれば自己啓発にも取り組み、今では航海士や情報処理技能士、人性教育指導士、心理カウンセラーなど14の資格を持っている。

 陸軍第36師団では女軍だけで構成された最初のドローン・バトル・チーム「白虎ナルシャ」が先月発足した。リーダーのチョ・フィ中士(28)は師団内のドローン愛好会「フライング白虎」の創設メンバーで、昨年の第1回陸軍参謀総長杯ドローン競演大会バトル部門で準優勝した。チョ氏は今年も団体戦に出場するため仲間の女軍らとドローン・バトル・チームを立ち上げた。チームには師団ドローン教育センターのベテラン教官でもあるイ・ミジン中士(27)、そしてチョン・スヒョン大尉(31)などが集まった。チョン大尉は夫、両親、弟などがドローン資格を持つ「ドローン名家」出身だ。彼女たちは1カ月後に迫った第2回総長杯ドローン競演大会で優れた成績を残すため、毎日訓練場に集まって技術の向上に取り組んでいる。

ヤン・スンシク記者
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